IMG_4551

 集合写真を撮るとき、私に続いて声を出してもらったことがあった。あるとき、ウケ狙いで「どんなんかな〜」と叫んでみたのだが、何のことだという顔顔顔。そういえばここは東京だ。仁鶴を知らないのか。

 笑福亭仁鶴師匠死去の新聞記事を読み比べてみた。『毎日』は13版、『朝日』は14版である。

『毎日』は社会面2番手、『朝日』は第2社会面というのか対社面というのか、いわゆる社会面から落ちた面に載せた。

 笑福亭松鶴への弟子入りを『毎日』は1962年とし、『朝日』は25歳と分かりやすい。

「どんなんかな〜」を載せたのは『朝日』。

 配偶者を亡くしてから体調を崩したと書いたのは『毎日』。

 追悼コメントを『朝日』は西川きよしさんの発表文だけ載せたが、恐らく西川きよしさんが一番言いたかった大事なところをあっさり削ってしまっている。一方『毎日』はその大事なところまでしっかり載せており、安定感がある。『毎日』は筆頭弟子と桂三枝さんのコメントも載せたが、西川きよしさんの内容がが圧倒した。

 というわけで、どっちの記事がいいのか、仁鶴師匠に聞いたらこう言うだろう。「どんなんかな〜」