遅ればせながら、10月17日に東京・朝日ホールで開かれた「ニッコールフォトセミナー」で初めて知った。「ニコンバカ一代」と称して登場したので最初は笑ったが、写真を見て驚嘆した。これはすごい。

 その後ネットでいろいろ調べてみると、すでに有名な写真家なのであった。単に私が知らなかっただけ(よくあることだ)。動きのある作品の数々は、写真が生まれながらに持つ課題(止まっている)を乗り越え、写真の可能性を示した。もう撮られ尽くした感のある写真世界に、実はまだまだ空白域があるのかもしれないと思わせる作品なのである。

 撮られる人たちも数時間は拘束されるようだから大変かもしれないが、いやいや、写真を見ると楽しそうだ。一緒に作品をつくっている感があるのだろう。

 独自の世界を切り開いてこそプロである(と私がエラソーに言うことではないのだが)。参った。というわけで、作品を紹介している杉山さんのサイトを載せておく。写真家杉山雅彦