時代とともに語感が変わるものだし、流行と同じように一巡して回ってくるものだと思うけれど、私は「カフェ」への違和感が抑えられない。最近あっちこっちから「カフェ」「カフェ」「カフェ」と聞こえてくるので、そのたびに「コーヒーを喉に詰まらせて死ね!」と呪いを掛けることにしている。

 さて、『広辞苑第7版』にはこう記されている。
カフェ【cafe フランス】
(コーヒーの意)
ー腓箸靴謄魁璽辧爾覆匹琉み物を供する店。日本では幕末の横浜に始まり、東京では1888年(明治21)上野で開店した可否(カッヒー)茶館が最初。珈琲店。喫茶店。
¬声K〜昭和初期頃、女給が接待して主として洋酒類を供した飲食店。カッフェ。カフェー。

 私にとってカフェは上記の(2)にある<洋酒類を供した飲食店>の印象が強いのである。女給がいてこそカフェーなのである。

 フランス語もできないくせに、日本語で「喫茶店」という言い方があるのに、おしゃれなつもりで「カフェ」と口にすることは泥沼人間の私には恥ずかしくて。

 1日に7杯はコーヒーを口にする私だが、「カフェ」という言い方はたとえコーヒーを喉に詰まらせて死にそうになっても言うもんか。どうせワシはもうすぐ還暦じゃ。