友人に教えてもらう本はありがたい。なぜならそういう本は自分なら買わない=読まない=世界が広がらないからだ。

 アガサ・クリスティというと私のイメージは推理小説なので、こんな本を書いていたとは意外だった。教えてくれた友人と感想を交わしたところ、お互いに目の付けどころが異なっていた。主人公の主婦ジョーンに対してさえ食いつく点が違った。それぞれの着眼点の背景にそれぞれの人生があるんだなぁ。

 アガサは小説家になったあと失踪したり離婚・再婚したりしている。そういう経験が肥やしとなってこのような小説を書いたかなと想像する。