IMG_5116

『朝日新聞』の日曜別刷『be』で「池井戸潤が撮る日本の工場」という見開きの連載がある。池井戸潤さんと言えば『半沢直樹』の著者として知られる小説家だ。

 池井戸さんがカメラを構えている写真を見て、ニコン派は快哉を叫んだに違いない。D850を手にしており、ストラップを見る限りだがZ50を首にぶら下げているのである。こういうのは見逃さない。

 だから何なんだと言われるとそれまでなのだが、カメラは宗教チックな面があり、ニコン派やキヤノン派などに分かれていて、愛社精神は社員並みに高い。

 私は普段の生活ではキヤノンを、仕事ではニコンを使っていた。キヤノンがマウント径を変える(それまでのレンズが使えなくなる)消費者無視の姿勢に疑問を抱き、ニコンに宗旨を変えた。それからというもの、職人気質なニコンが私の贔屓だ。

 というわけで、池井戸潤さんに勝手に親近感を抱いている。