何がよかったかと言えばテキストで取り上げた話題の広さだろう。杉田敏先生は英語で雑談ができることを目指した。ビジネス英語はその分野の専門用語を押さえておけば最低限の意思疎通はできる。しかし、どんな話題が出てくるか分からない雑談を英語でこなすとなるといきなりハードルが高くなる。そこが『実践ビジネス英語』の難しさだった。
その最終回。杉田先生とヘザーさんの会話があり、その最後のほうでヘザーさんが一瞬声を詰まらせたのでドキッとした。ああ最終回なのだなぁとしみじみ。中学時代に聞いていたNHKラジオ『続基礎英語』で安田一郎先生が降板する最終回の最後に、同じく降板するマーシャ・クラカワーさんが一瞬声を詰まらせて「グッバイエブリワン」と呼びかけたのを思い出した。
杉田先生がお年なので『実践ビジネス英語』の後継者をNHKは考えているはずだと私は一昨年辺りから見ていた。『入門ビジネス英語』講師の柴田真一さんが妥当ではないかと睨んでいたところ、やっぱりそうなった。英独で計20年も銀行員としてやってきた人なので引き出しは多いし、『入門ビジネス英語』テキストの作り込みが素晴らしいので注目していたのである。順当な“人事”だ。
杉田先生の講座の評判が高すぎたので柴田先生は大変だろう。どうやって評価を得ていくか注目したい。
その最終回。杉田先生とヘザーさんの会話があり、その最後のほうでヘザーさんが一瞬声を詰まらせたのでドキッとした。ああ最終回なのだなぁとしみじみ。中学時代に聞いていたNHKラジオ『続基礎英語』で安田一郎先生が降板する最終回の最後に、同じく降板するマーシャ・クラカワーさんが一瞬声を詰まらせて「グッバイエブリワン」と呼びかけたのを思い出した。
杉田先生がお年なので『実践ビジネス英語』の後継者をNHKは考えているはずだと私は一昨年辺りから見ていた。『入門ビジネス英語』講師の柴田真一さんが妥当ではないかと睨んでいたところ、やっぱりそうなった。英独で計20年も銀行員としてやってきた人なので引き出しは多いし、『入門ビジネス英語』テキストの作り込みが素晴らしいので注目していたのである。順当な“人事”だ。
杉田先生の講座の評判が高すぎたので柴田先生は大変だろう。どうやって評価を得ていくか注目したい。