同じ阿呆なら泥と炎のニシノ説

軽挙妄動のワタシが世の中の出来事や身の回りの出来事に対する喜怒哀楽異論反論正論暴論をぐだぐだ語り続けて5000回超

大震災に備えて

賞味期限切れ4年を食べてみる

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 大震災の対策で備蓄しているアルファ米の賞味期限が4年を過ぎている。ありがたい。実験ができる。

 というわけで、食べてみた。賞味期限内の味を知らないので比べることはしないけれど、まずくはなかったし、食べたあと腹痛になったり下痢になったりすることもなかった。これなら5年経過していても問題ないだろう。

 3週間近い備蓄はできているつもりだが、生来の大雑把な性格ゆえ正確に数えていない。数えろよという話ではある。


 

 

買うなら今だ防塵マスク

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 必要なときには売り切れ。あるとしても人の足元を見てバカ高い価格でふっかけられる。その1つが防塵マスクだ。防毒マスクではなく防塵マスク。

 新型コロナ騒動で引っ張りだこになり、数万円にまで高騰したがようやく価格が落ち着いて、定価で買うことができるようになった。買うなら今である。

 防塵マスクは火山の降灰に備えるためで、私が買ったのは使い捨て。とりあえず20日くらいは大丈夫だろう。使用記念が数年なので、適度に買い替える必要はあるかもしれない。

 防塵マスクのレベルは3段階ある。最低でもランク2(SD2)にしないと役に立たない。最高ランクのスリーエム防塵マスクはちょっと目立つので後まわしにする。北陸にある製薬会社の研究所やウクライナの戦場で装着している人がいた。それくらいすぐに分かるのは、この防塵マスクの一部がピンク色だからだ。なぜにピンク色なのかというギモンはさておき、買うなら今である。


 

『私が見た未来』とトンガ沖海底火山噴火

 『毎日新聞』の連載で山田孝男特別編集委員(どうでもいいことだが、外部の読者には「特別編集委員」とか「専門記者」とか全く意味が分からないし興味がない。「記者」でいいんじゃないか。定年後の肩書きとそれに付随する処遇はひいきで与えられるという説があるくらいだから、ますますどうでもいい)が取り上げなかったら、読まなかった。

 山田さんは人格高潔と聞く。私が福島支局を離れたあと山田さんはデスクとして福島支局に来たので、残念なことにお会いしたことはない。しかし、福島在住の第一生命の女性がわざわざ私に電話をかけてきて、山田さんはすごい人だと繰り返し繰り返し熱心に言うのである。これは一体どういうことだと驚いた。山田さんの下で働いた支局員の評判も高く、下劣な私としては爪の垢を煎じて飲む機会がなかったことが残念でならない。

 話がそれているのでもとに戻す。

 そういう理由で注目していた山田さんが東京に戻って連載を始めた。政治記者だった岩見隆夫さん(晩年は「特別顧問」)の後継者的な位置づけかなと思ったが、記事にはバランスがあり、ギリギリまで記事に手間暇をかけている様子を噂で聞いたこともあり、私は信頼して読んできた。

 前置きが長すぎるのだが、そういう記者が連載で取り上げた『私が見た未来』だから読まないわけにはいかなかった。

 ここで詳細は書かない。よほどのことがない限り本は身銭を切って読むべきだと思うからだ。

 1つだけ書いておくのは、最初読んで「どういうことだろう」と腑に落ちなかった記述が、トンガ沖海底火山噴火を見て、「あ、そういうことか!」と合点がいった。

 予言が外れるに越したことはない。いずれにしても準備をしておく必要はある。まだ少し時間があるので、着々と準備を進める。


鎌田浩毅先生の最終講義であらためて危機管理


 最近注目度が急上昇しているのが京都大学・鎌田浩毅先生の最終講義である。ユーチューブ上で資料も手に入る。

 鎌田先生の思い切りのよさは、大震災の発生時期を明確に示すことにある。そのほうが明らかに警戒するし、その警戒が行動につながる。

中国地方は津波の心配がない

 広島市でHさんが言う。

「活断層はありますが、太平洋からの津波は四国が守ってくれるので津波の心配はしていません」

 確かになぁ。徳島市民の犠牲の上に広島の安泰があるのだなぁ。クヤシイけれど、広島は原爆で大変だったし、徳島と広島を県民ごと交換移住させることはできないので仕方がないか。

「大震災の心配をしている人は非常に少ないはずで、ほとんどの人は備蓄などをしていません」

 ペットボトルでさえ40本や50本は蓄えなければと思っている私から見れば広島は天国である。

「広島は数年前の土砂災害を見て、山から平地に引っ越してきた人たちがいました。広島で心配なのは大震災より土砂災害です」

 土砂災害特別警戒区域に自宅が入っている人にとっては豪雨のほうが心配なのだろう。

 広島市の人口は100万人を超える。平野部が狭いので山間部を切り開いて住宅地を造成してきたのだが、いつまたあの土石流が起きるか分からない。この際平地にみんな移り住むべきではないか。大地がもし揺れたら無傷で済むとは思えんぞ。

 平野部に高層マンションをつくり、補助金を出して引っ越しを促す、というのはどうだろう。ここ10年くらいの間に集中して住民の移住を促す。原資は国会議員の削減で。

 



 

徳島市は壊滅する?

 徳島の人間にはあらためて衝撃的な話である。

 政府の地震調査委員会が講評した「全国地震動予測地図」の2020年版で、今後30年間に強い揺れが襲う確率が県庁所在地で最も高かったのは水戸市81パーセント、そして徳島市と高知市が75パーセントだって。

 南海トラフ地震を踏まえた数字だろうけれど、大津波も来るだろうから徳島市民の大勢が流されて死ぬのではないか。

 実家に住む80を超えた両親が避難所まで辿り着くのは難しいと私は思っていて、いやそもそも家屋の倒壊で逃げることができなくなっているかもしれないし。

 徳島市は一軒家が多いので、それぞれが庭先に小舟を置いておくとか、救命胴衣と浮き輪を用意しておくとか。そういう予算を徳島市は組むべきではないか。阿波踊りの運営でドタバタしている場合ではないぞ。

 小舟を用意する案は突拍子もない話ではない。以前カフェバッハの店前で順番待ちをしていたときに言葉を交わした男性が「どこどこ(地名失念)は水が出たので、みんな庭に小舟を置いていた」と言っていた。実例があるのだ。

 著しい技術革新が起きれば、人間を運ぶことができるドローンだって不可能ではないだろう。ドラえもんのタケコプターのように容易に人間を運ぶドローンが早く誕生するといいなぁ。

 何もできない私はただただ愚考を書き連ねるしかなく、うーん。


 

家が何度も何度も揺さぶられたら

 最近あちらこちらで大地が揺れている。新耐震基準で建築された家屋であっても、ゆさゆさ、ゆさゆさと何度も何度も揺さぶられたら、大きな地震が来たときに倒壊する恐れはないのか。

 一級建築士の友人小磯に聞いてみた。

「熊本地震で震度7が続けて起きた村があった。そこにあった新築の木造住宅、1回目の地震では大丈夫やったけど、2回目で壊れた半壊。全壊に近かったかな」

 新耐震の新築でも倒壊するのか。

「人間の想定通りにならん、ちゅーこっちゃな。単純な話、何回も揺すったら硬い竹でも折れるもんね」

 人間の想定通りにならん、という指摘が何とも恐ろしい。

 これまでも何度も揺さぶられてきた家屋の内部が少しずつ緩み、次の震度4や5程度で倒壊する可能性があるのではないか。人間に例えると、何度も揺さぶられてパンチドランカーのような状態になっている家屋があるのではないかというのが私の想像だ。

 鉄筋鉄骨ならここまで緩くなることはないと思いたいが、自然は人間の知恵を超える。

宿泊時の必需品

 阪神大震災だったか東日本大震災だったか忘れたが、滋賀県のビジネスホテルの電気が止まり、真っ暗になった。そのとき役に立ったのが携帯用小型電灯だった。教えてくれたのはその経験者である。親指くらいの小さな電灯を見せてくれた。持ち運びしやすそうだ。

 霊対策のお守り本尊のお札と塩、万一のためのスマホ用予備バッテリーとモバイル用Wi−Fiは出張先に持ち込んできたが、停電用の灯りは私の頭になかった。

 と書いて思いだしたのは、あれはどこのホテルだったか、週刊金曜日を辞めて西欧を35日ほどかけて回っていたとき、夜中に部屋の電灯が突然消えた。消えたのが分かったから身構えた。強盗か泥棒が侵入してくると思ったのである。

 しかし消えたのは私の部屋だけではなかった。ほかの部屋から外国人の声が聞こえてきたので、どうやら全館の停電らしいと分かってきた。しかも、人為的な、節電のためにホテルの人がスイッチを切ったようだった。外国の安いホテルに泊まると思わぬ出来事がいろいろ起きる。あのときも携帯用の電灯を持っていれば苦労しなかった。

 というわけで、買うしかない。備えあれば憂いなし。灯りがあれば怖くない。


ガスボンベはやっぱりイワタニか

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 よくよく見たら備蓄してあるイワタニのガスボンベ2本が2011年の製造である。イワタニのサイトには7年が使用期間と記してあるので、2〜3年オーバーだ。

 サイトには「ボンベ先端部分」が錆びている場合使わないようにとも記していて、ピンぼけ写真を載せている。この写真では「ボンベ先端部分」はどこを指すのか分からない。真面目にやれよ。

 ということもあり、モンベルで売っているガスボンベを備蓄しようと思いついた。われながら名案である。山用のガスボンベなら野山でコーヒーを湧かしたり出張先のビジネスホテルでキノコ料理をつくるときも使うことができる。

 さっそくモンベルに。ところが、である。私が使っているこのガスボンベは、店の人に聞いたところ、使用期限が「製造から2〜3年」だという。イワタニの半分以下ではないか。備蓄用の商品ではないからか。

 というわけで、名案だと思った山用のガスボンベはやめて、イワタニを買うしかなさそうだ。どうでもいいけど「ボンベ先端部分」の写真を撮り直せよイワタニ。ってまるで友人に呼びかけているようだな。


 
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